『還魂』を見ていて、パート2で急にヒロインの顔が変わり「なぜキャストが交代したの?」と疑問に思った方は多いはずです。交代の背景には、作中の複雑な設定が深く関わっています。また、最終回に対して「ひどい」といった声が上がる理由も気になりますよね。

本記事では、キャスト交代の真相や最終回の評判について紐解いていきます。最後まで読むことで物語の理解が深まり、作品をより楽しめますよ。

還魂のキャスト交代はなぜ行われた?

ドラマ『還魂』は、パート1とパート2でヒロインを演じる女優が変わるため、初めて見る方は別のストーリーが始まったように感じやすい作品です。パート2で姿が変わった背景には、ナクスの魂とブヨンの肉体をめぐる特別な設定が存在しています。ここでは、ムドクの本来の正体や顔が変化した理由、チョン・ソミンさんがパート2に出演しなかった事情について詳しく紐解いていきましょう。

ムドクの体にはナクスの魂が入っていた

パート1のムドクは、鎮妖院の長女チン・ブヨンの身体に、刺客ナクスの魂が入り込んだ人物です。ナクスは還魂術で自分の体を失い、ムドクとしてチャン・ウクの侍女になりました。


出典:Netflix Japan

ですが、ナクスがブヨンの体を勝手に奪った訳ではありません。優れた神力を持つブヨンの身体がナクスの魂を閉じ込めていたのだと、パート2の作中でイ先生が説明しています。

主人公のウクはムドクの正体をいち早く見抜き、彼女から術の指導を受けるようになりました。つまり、身体はブヨン、表に出ている魂や人格はナクス、周囲に名乗る名前はムドクという複雑な状態だったのです。

パート2ではナクスの顔を持つブヨンとして登場

パート1の終盤で、ムドクはチン・ムの術に操られてチャン・ウクを刺し、体が石化しながら敬天大湖の底へ沈んでいきました。その後、母のチン・ホギョンが引き上げ、イ先生に救いを求めます。

ブヨンの神力で息はありましたが、傷ついた肉体を復活させるにはナクスの気力が必要でした。そこでナクスの魂とパワーを残した結果、身体はブヨンのまま、外見だけがナクスの顔へと変わっていきます。


出典:Netflix Japan

こうした設定の流れがあったため、パート2ではコ・ユンジョンさんがヒロイン役に抜擢されました。ナクスが以前の身体を取り戻した訳ではなく、ブヨンの肉体がナクスの見た目で生き返った点が大きなポイントです。

チョン・ソミンが降板した事情は公式未発表

チョン・ソミンさんがパート2に出演しなかった具体的な理由について、現在も公式発表はありません。2022年7月にヒロイン交代が報じられた際も、制作者側はネタバレに関わるため回答できないと伝えていました。

チョン・ソミンさんとコ・ユンジョンさんの事務所も同様に、結末に関する重要な部分だからという理由で詳細を公表していません。関係悪化や契約満了、スケジュールの都合といった噂もありますが、確証のある情報は存在しないのが現状です。

したがって、物語の中で顔が変わった設定と、女優本人の出演事情は区別して捉える必要があります。事実として確認できるのは、パート2でナクスの姿をしたブヨンをコ・ユンジョンさんが演じたことまでです。

還魂2の最終回がひどいと言われる3つの理由

『還魂:光と影』の最終話は、物語が急激に展開した影響で「話が詰め込みすぎでは」と感じる人が多く評価が分かれました。キャスト交代の理由に注目が集まる一方で、終盤では敵との決着や登場人物の生存、後日談までが一気に描かれています。ここからは、火の鳥やチン・ムとの結末、亡くなったはずの3人が生きていた演出、主要人物の未来が整いすぎたと言われる理由について順に見ていきましょう。

火の鳥とチン・ムの決着が急に進む

パート2は全10話の構成ですが、第9話までは記憶の復活やウクとの再会、チン・ムの再還魂などが同時に描かれていました。そのため最終回に入ると、万長会との戦いやチン・ムの最後、火の鳥の鎮圧といった場面が短い時間で進行します。

参考サイト:Navicon

長年術士たちを裏で操ってきたチン・ムでしたが、ウクと激しい戦いを繰り広げることなく、万長会とともに火の鳥の炎に包まれて倒れました。世界を滅ぼすほどの脅威だった火の鳥も、湖の上であっけなく鎮められてしまいます。

恋愛や記憶の再生に多くを割いた反面、大勢力を巻き込んだ争いが最終話に固まりました。その結果、長く続いたストーリーの締めくくりとしては展開が早すぎたという意見が出ています。

三人の死亡演出がすぐに覆される

第9話の終わり際では3つの棺が用意され、パク・ジン、キム・ドジュ、チン・ホギョンの3名が命を落としたような場面が放送されました。残された家族や仲間が涙を流す姿も描かれたため、死を受け止めた視聴者も多く存在したはずです。

しかし最終話を迎えると、ホギョンとドジュはブヨンに助け出されており、パク・ジンもイ先生に治療されていたことが明かされます。3人は一度亡くなって生き返ったのではなく、命を落とす前に無事保護されていました。

無事を喜ぶファンがいる一方、悲しい雰囲気を強調した直後に状況が覆されたため、都合の良い展開に見えたという声もあがっています。棺まで登場させた演出の重みが薄れてしまったことも、意見が分かれた原因です。

主要人物の未来が整いすぎて見える

最終回では、チャン・ウクとチョ・ヨン、パク・ジンとキム・ドジュが無事に結婚して夫婦になりました。1年後にはパク・ダングとチン・チョヨンの間に双子が誕生し、コ・ウォンは王位へと就任しています。

ソ・ユル役を演じたファンミニョン 兵役 復帰後の活躍も話題となりましたが、作中のソ・ユルも新たに精進閣のリーダーとなり、味方の主要キャラクターの多くが穏やかな日常を取り戻しました。敵は滅び、ウクとチョ・ヨンの2人は仲良く妖器を回収する旅を続けています。

登場人物たちが報われる結末を喜ぶ声は少なくありません。ただ、直前まで世界滅亡の危機が迫っていた状態から結婚や就任までを1話の中に詰め込んだため、出来過ぎた結末だと感じた方もいたようです。

まとめ

ドラマ『還魂』におけるキャスト交代がなぜされたのか紹介しました。石化したブヨンの身体をナクスの気力で再生させた結果、見た目が変化した作中設定によるものです。身体はブヨン、魂はナクスと整理すると理解しやすいでしょう。

なお、チョン・ソミンさんの降板に関する公式発表はなく、噂レベルの情報には注意が必要です。

また最終回がひどいと言われるのは、敵との決着が早すぎた点や死亡演出の撤回、登場人物の結末が短時間でキレイにまとまりすぎたことが原因と考えられます。